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美容外科・形成外科専門の医師、日本の薬剤師の方々に書いていただいた原稿です。大変参考になりますので、よく読んでくださいね。

・レチンAとその催奇性について

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レチンAとその催奇性について

レチンAの件、トレチノイン(レチノイン酸)0.05%の濃度の場合として先生や薬剤師さんにお聞きした回答です。

■薬剤師さん
レチンAというのは、ニキビなどの治療などに使っているものだと思いますが、この程度のものでしたら催奇性があるとは言えないでしょう。通常通りお使いいただければ、問題ないと思います。

■別の薬剤師さん
ビタミンA外用剤の催奇性について文献で読んだ記憶がありません。単に机上の計算ですと、レチノール5000単位以上の「内服」が問題の値ですが、これは1.5mgに相当し、0.1%濃度のクリームでは1.5g分になりますね。単純に考えれば毎日1.5g以上塗布しないことになりますが、

・外用ビタミンAが皮脂腺などから、どの程度血中に吸収されるか
・肝臓ではビタミンA輸送用のタンパク質が合成されますが、上皮細胞では、たぶん合成されないので移動が難しいのではないか
・ビタミンAの副作用の元凶は、血清中のレチニールエステル濃度の上昇だと推測されていますが、外用のビタミンAがどれだけエステルに転換するか

など疑問が多いですね。

■別の薬剤師さん
まず、海外のお薬と日本のお薬は、医薬品として許可を受ける段階の基準がまったく違います。海外で健康食品の分類のものでも、日本では医薬品の許可を必要とする場合もあります。それは、日本人とは人種が違うので一緒にできない部分がたくさんあるからです。人種が違えば、体の中の体脂肪の率や体格ももちろん違いますし、腸の長さや体内の代謝酵素も違ってきます。ですから、いくら「健康にいい!」とか「○○に良く効く」ということが言われていても、本当に日本人に効くかどうか、安全かどうかは保証できません。

さて「レチンA」ですが、これは海外特にアメリカでは「にきび」に効くということで良く使われているものです。みなさんはこの効能でお使いでしょうか?

妊娠中ということで、このレチンAがどのくらい影響するかですが、この薬はクリームがゲル製剤があるようですが、それでしたら、皮膚の角質から浸透し血中まで入っていく率はかなり少ないと思います。

レチノール(トレチノイン)と書いていらっしゃいますが、ビタミンは日本では日本薬局方という法律で基準が決められているのですが、レチノールというのは酢酸レチノールというものでしか局方の許可をとっていません。詳しく調べれば、トレチノイン1gがビタミンA何単位に相当するかがわかるかもしれませんが、かなり時間がかかります。(それは化学構造式から化学反応式を導き出して分子量から計算しますから・・・)

ちなみに、酢酸レチノールの基準は1g中250万単位です。ですからもし、酢酸レチノール500μgとしても、それに含まれるビタミンAは、0.0005×2500000=1250IUとなります。レチノールがほぼ酢酸レチノールと同じくらいの分子量と考えて(酢酸の分子量はレチノールに比べればかなり少ないので)、このレチンA1g中に含まれるビタミンAは1250IU程度ということになります。そしてさらに、これを皮膚に塗っても皮下の血中に吸収されるビタミンAは数パーセントという世界です。妊婦に対して、ビタミンAの量は5000IU/日が限度とされていますから、これからすると、内服よりはずいぶんと影響が少ないと考えていいのでは?

また日本の薬剤師として言うならば、日本にも良い薬がありますし、石鹸なども日本の業者のほうが優れている面も沢山あります。海外の方が良く効くように見える事もありますが、日本の薬や日常のケア商品も捨てたものではないですよ。

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このページの最終更新日は 2005/01/28 です。
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